会長挨拶
代表理事会長を拝命しております大久保文彦(おおくぼ ふみひこ)です。
福岡県臨床衛生検査技師会は、臨床や研究で培った技術を会員と共有し、専門性の向上、医療や社会への貢献を目的に様々な活動を行っております。当会の臨床検査技師は病院、臨床検査センター、検診センター、医療機器メーカーの他、保健所、大学や臨床検査技師の養成校など約3500名の会員が在籍しています。
- 臨床検査の多様性と任務
臨床検査には、主に検体検査と生理機能検査があり、検体検査には人から採取した血液、尿、喀痰、細胞、組織などの検体を用いて調べます。さらに検査の内容は、微生物学的検査、血液学的検査、生化学検査、一般検査、輸血検査、免疫学的検査、病理・細胞診検査、染色体・遺伝子検査、さらには生理機能検査には、超音波検査、心電図検査、脳波検査、呼吸機能検査など多種多様な検査を担っております。新型コロナウイルス感染症の検査採取、さらに診断のためのPCR検査や抗原検査も私たちの専門とするところです。われわれの任務は、正しい検査結果を医療現場や患者、一般市民に届けることです。
- 主となる学術事業、精度管理事業、公益事業
学術活動:福岡県内は北九州、筑豊、福岡、筑後の4地区で運営され、それぞれ9部門(生物化学分析部門、臨床生理部門、病理・細胞部門、臨床一般部門、臨床血液部門、臨床微生物部門、輸血細胞治療部門、臨床検査総合部門、染色体・遺伝子部門)で、教育、研究発表、新しい医療情報の共有を行っています。その活動数は国内最大です。
精度管理事業:福岡県臨床衛生検査技師会の精度管理事業は、生物化学分野を中心に日本の臨床検査をリードしてきました。福岡県内の各施設を初めに、日本臨床衛生検査技師会、九州各県、国内の各県臨床技師会へ精度管理試料の提供をしてきました。これらは福岡県臨床衛生検査技師会の先輩方の弛まない努力により実施できたことであり、現在、次の世代への移行を行っております。
公益事業は、県民の皆様に向けて各種の「健康セミナー」、日本臨床検査技師会が主催する全国「検査と健康展」、福岡県が主催する「健康21世紀福岡県大会」に参加し、日常行っている臨床検査の情報発信とともに、県民の皆様方の健康を守る一助になるよう活動を行っております。
- 賛助会員とともに
医学の進歩は目覚ましく、数年前になかった技術や製品が次々に市場に展開されます。
賛助会員の皆様から得られる情報は今後の臨床検査業務の運営に大きな影響があります。
会員である臨床の現場で働いている臨床検査技師と賛助会員の皆様が協力しながら、日本の医療に貢献していきます。
- 会員の皆様とともに
『繋ぐ』をテーマに、教育現場と臨床現場を繋ぐ、地域を繋ぐ、会員相互を繋ぐ、臨床検査技師と県民を繋ぐこと行っていきます。会員の皆様が、技師会活動に参加しやすい環境を整え、今までにない発想や事業を実施するために、会員の皆様と考え、規程常識にとらわれない事業に取り組んでいきます。皆様のご理解と、ご支援を心よりお願い申し上げます
沿革
当会沿革
昭和27年6月29日 | 日本衛生技術者会福岡県支部発足 |
昭和36年5月31日 | 日本衛生検査技師会福岡県支部に改名 |
昭和52年4月 1 日 | 福岡県臨床衛生検査技師会に改名 |
昭和53年4月11日 | 福岡県看護等研究研修センターに事務局を設置
(福岡市中央区赤坂1-14-5) |
昭和59年4月21日 | 福岡県から法人の認可 社団法人福岡県臨床衛生検査技師会に改名 |
平成19年5月26日 | ナースプラザ福岡に事務所を移転
(福岡市東区馬出4-10-1) |
平成25年9月20日 | 一般社団法人認可(移行登記:平成26年4月1日) |
令和6・7年度 福岡県臨床衛生検査技師会 理事
事務局
定款
PDFで開きます。
議事録 令和六年度
議事録 令和五年度
議事録 令和四年度
議事録 令和三年度
議事録 令和二年度
福岡県医学検査学会 歴代学会長の紹介
◇福岡県医学検査学会 歴代学会長の紹介(PDF)